
そして伝説へ…
今日は映画の感想です。
紹介するのは「アイ・アム・レジェンド」という作品で、ウィル・スミスが主演の2007年の作品です。

なぜ俺がこの映画を観ようと思ったのか?
実はこの映画、『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』の中で紹介された作品なんですよね。
52ページからの「二〇〇七年のナンバー1はこれだ!」にて紹介されてます。
ジャンルは単にホラーというより、サスペンスやアクションの毛色も強い印象です。

んで、「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」で4位という高順位なことと荒木先生のレヴューで面白そうだと感じたこと、主演がウィル・スミスってこともあって、惹かれた次第です。
ザックリとストーリーの説明をしますと、『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』でも「ゾンビ映画」に分類されていたように、人間の主人公「ネビル」がゾンビと闘う話です。
が、よくあるゾンビ映画みたいなボロボロのゾンビじゃあないんですよ。
元々フツーの人間が、ウィルスで変化した姿をしています。
そのウィルスに感染すると多くの者は死んでしまうんですけど、感染して生き残った者には化け物的な身体能力が与えられます。
ウィルス
「おまえ………!
『感染』したな!
チャンスをやろう………
向かうべき『2つの道』を………!!」
感染者
「………………
?
お…
おかしい……
?
ど…どうしたんだろ
わし!?
か…体が動かないんじゃ
………わ……わし
だ…だれか呼んでくれ……
い…医者かな?
医者を呼んでくれ」
ウィルス
「チャンスには…
『おまえが向かうべき2つの道』がある
ひとつは
生きて『選ばれる者』への道」
感染者
「う…
うああ」
ウィルス
「もうひとつは!!
さもなくば『死への道』……!!
『感染』したのだ!
受けてもらうぞッ」
で、ほとんどの人類はこのウィルスで…
ウィルス
「この『魂』
『選ばれるべき者』では……
なかった!」
死滅してしまいました…
感染して生き残った者には身体に変化が生じ、細かい症状は狂犬病のように人を襲う凶暴性・肉食性や全身の毛が抜け落ちること、皮膚には青く血管が浮き出て紫外線で皮膚が焼けること等々の症状が現れます。
紫外線に弱いんで夜しか行動できないことや素早い動きから、どちらかというとゾンビよりも吸血鬼に近い印象でした。
作中ではダーク・シーカーって呼ばれていましたよ。
ただ、中にはウィルスに強い免疫を持ち、全く症状の出なかった人間もいました。
それが主人公ネビルです。
他にも同じように症状の出なかった人間もいたのでしょうけど、多くはダーク・シーカーの食糧となってしまったのでしょう。
舞台はウィルス流行から3年後の2012年。
世界中で人間は死に絶え、荒廃してニューヨークの街で野生化したライオンやシカなどの動物園の動物たちが我が物顔で歩いています。
日中、ネビルと愛犬(シェパード)のサムはニューヨークの街でシカをハンティングしたり、街中でゴルフを興じたり、店のDVDを端から観ていったり、人家に入って役に立つ物を盗んでいったりと、無人の街を満喫します。
…が、夕方になると自宅に戻り、鉄製の雨戸で家を要塞化して、静かに過ごさねばなりません。
日没後はいつもそうしなければなりません。
ダーク・シーカー
「陽は落ちた……………
きさまの生命も没する時だ!!」
紫外線に弱く、日中は行動できない凶暴なダーク・シーカーが夜の街をさまようからです。
ネビルはそんなダーク・シーカーを元の人間に戻すべく自宅の地下で日夜研究を進め、モルモットやダーク・シーカー化した人間で生体実験を繰り返すがなかなか良い結果が残せません…
それどころか、ダーク・シーカーの群れのリーダーの怒りを買ってしまい、窮地に追いやられたりします。
そのダーク・シーカーは!
狡猾で頭のいいやつだった
そんなネビルVSウィルスの、決着までの物語です。
どんなエンディングだったのか、それはここでは触れませんけど、Blu-rayでは映画公開されたエンディングとは別に、事情あってお蔵入りになってしまった本来のエンディングの2通りが収録されていました。
これがまた物語の根本を覆すがごとく真逆の結末なんですよ!
正直、驚愕!!でした。
一見の価値がありますし、荒木先生がオススメするのも納得です。
同じストーリーでも2つの視点で結末を観られるってのはなかなか面白いもんですよ!
二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。
一人は泥を見た。一人は星を見た。(フレデリック・ラングブリッジ『不滅の詩』)
紹介するのは「アイ・アム・レジェンド」という作品で、ウィル・スミスが主演の2007年の作品です。

なぜ俺がこの映画を観ようと思ったのか?
実はこの映画、『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』の中で紹介された作品なんですよね。
52ページからの「二〇〇七年のナンバー1はこれだ!」にて紹介されてます。
ジャンルは単にホラーというより、サスペンスやアクションの毛色も強い印象です。

んで、「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」で4位という高順位なことと荒木先生のレヴューで面白そうだと感じたこと、主演がウィル・スミスってこともあって、惹かれた次第です。
ザックリとストーリーの説明をしますと、『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』でも「ゾンビ映画」に分類されていたように、人間の主人公「ネビル」がゾンビと闘う話です。
が、よくあるゾンビ映画みたいなボロボロのゾンビじゃあないんですよ。
元々フツーの人間が、ウィルスで変化した姿をしています。
そのウィルスに感染すると多くの者は死んでしまうんですけど、感染して生き残った者には化け物的な身体能力が与えられます。
ウィルス
「おまえ………!
『感染』したな!
チャンスをやろう………
向かうべき『2つの道』を………!!」
感染者
「………………
?
お…
おかしい……
?
ど…どうしたんだろ
わし!?
か…体が動かないんじゃ
………わ……わし
だ…だれか呼んでくれ……
い…医者かな?
医者を呼んでくれ」
ウィルス
「チャンスには…
『おまえが向かうべき2つの道』がある
ひとつは
生きて『選ばれる者』への道」
感染者
「う…
うああ」
ウィルス
「もうひとつは!!
さもなくば『死への道』……!!
『感染』したのだ!
受けてもらうぞッ」
で、ほとんどの人類はこのウィルスで…
ウィルス
「この『魂』
『選ばれるべき者』では……
なかった!」
死滅してしまいました…
感染して生き残った者には身体に変化が生じ、細かい症状は狂犬病のように人を襲う凶暴性・肉食性や全身の毛が抜け落ちること、皮膚には青く血管が浮き出て紫外線で皮膚が焼けること等々の症状が現れます。
紫外線に弱いんで夜しか行動できないことや素早い動きから、どちらかというとゾンビよりも吸血鬼に近い印象でした。
作中ではダーク・シーカーって呼ばれていましたよ。
ただ、中にはウィルスに強い免疫を持ち、全く症状の出なかった人間もいました。
それが主人公ネビルです。
他にも同じように症状の出なかった人間もいたのでしょうけど、多くはダーク・シーカーの食糧となってしまったのでしょう。
舞台はウィルス流行から3年後の2012年。
世界中で人間は死に絶え、荒廃してニューヨークの街で野生化したライオンやシカなどの動物園の動物たちが我が物顔で歩いています。
日中、ネビルと愛犬(シェパード)のサムはニューヨークの街でシカをハンティングしたり、街中でゴルフを興じたり、店のDVDを端から観ていったり、人家に入って役に立つ物を盗んでいったりと、無人の街を満喫します。
…が、夕方になると自宅に戻り、鉄製の雨戸で家を要塞化して、静かに過ごさねばなりません。
日没後はいつもそうしなければなりません。
ダーク・シーカー
「陽は落ちた……………
きさまの生命も没する時だ!!」
紫外線に弱く、日中は行動できない凶暴なダーク・シーカーが夜の街をさまようからです。
ネビルはそんなダーク・シーカーを元の人間に戻すべく自宅の地下で日夜研究を進め、モルモットやダーク・シーカー化した人間で生体実験を繰り返すがなかなか良い結果が残せません…
それどころか、ダーク・シーカーの群れのリーダーの怒りを買ってしまい、窮地に追いやられたりします。
そのダーク・シーカーは!
狡猾で頭のいいやつだった
そんなネビルVSウィルスの、決着までの物語です。
どんなエンディングだったのか、それはここでは触れませんけど、Blu-rayでは映画公開されたエンディングとは別に、事情あってお蔵入りになってしまった本来のエンディングの2通りが収録されていました。
これがまた物語の根本を覆すがごとく真逆の結末なんですよ!
正直、驚愕!!でした。
一見の価値がありますし、荒木先生がオススメするのも納得です。
同じストーリーでも2つの視点で結末を観られるってのはなかなか面白いもんですよ!
二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。
一人は泥を見た。一人は星を見た。(フレデリック・ラングブリッジ『不滅の詩』)
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テーマ : ジョジョの奇妙な冒険
ジャンル : アニメ・コミック