
ジョジョリオン#007 東方家の人々

ちょうどオフレポを終えたタイミングで、ジョジョリオン感想と参りますかッ!
今月は表紙も巻頭カラーも付録もジョジョリオン。
ついでに背表紙の広告は承太郎のフィギュアで、表紙の次のページの広告はジョジョ一番くじ。
その一番くじ広告の次はジョジョ25周年の企画ページ、続いて荒木飛呂彦作品のコミックス&小説の新刊の広告というなんともジョジョづくしに今月号はなりましたね。
先月号は異様に後の方で焦ったけど、そんな心配は不要だったようで。
それにしても、今回の表紙は2人ともずいぶんツヤやかに描かれてますね。
世界一なまめかしいすきっ歯と言えるでしょう。
前置きはこんくらいにしといて、ジョジョリオン感想といきますか!
結局コミックス1巻のラストの話と、このウルトラジャンプ2012年1月号での話との間に1話挟んじゃったんですよね。
これを機にコミックス派からウルジャン派に鞍替えしたかった方も、このままコミックス派を継続する気だった方も、いずれにせよこの先のネタばれたっぷり感想は見ない方がいいでしょう。
見なくてもいいものを見たものは!!
この世に存在してはならねーんだぜッ!
前回のラストで仮の名前も住処も決まった(仮称)主人公あらため「東方定助」。
まず今回はその「東方家」に向かうとこから始まります。
んで、「東方常秀」の父親の「東方憲助」のキャラクターが明かされていきます。
今回の感想は基本的には俺のキャラ個人個人に対しての印象って感じになるかも。
とりあえず憲助は、「ヤンキー」な生き方で「カメラ好き(でも下手クソ)」のようですね。
んで、前回のラストでも思いましたけど、「東方家」はやはり金持ちで、しかもSBRで2位入賞した「ノリスケ・ヒガシカタ」が曽祖父のようです。
やっぱその栄光で成り上がったのかァ…
「東方ふるうつ屋」という企業を経営してるみたいで、奉仕の精神で定助を引き取ったみたいです。
…が、通して読んだ個人的感想として、
俺
「こいつはくせえッー!
偽善者のにおいがプンプンするぜッ――――ッ!!
こんな偽善者には出会ったことがねえほどなァ―――ッ
奉仕の精神で後見人になっただと?
ちがうねッ!!
こいつは名を売る為の偽善だッ!!
ジョースケーさん
早えとこ記憶を戻しちまいな!」
色々とギャグっぽい登場だったけど、なんか腹グロい感じがしますね。
まあ、一癖も二癖もありそうで、良いキャラです。
んで、お馴染みの常秀に続いて現れたのが、長女の「東方鳩」。
雑誌の表紙を飾るほどのモデルらしく、その事を自慢にしてるみたいですね。
わざわざ床に置いといて定助と康穂を待ち伏せて、
鳩
「あらっ!
こんな所に綺麗な女性が表紙の雑誌が落ちてるぅ!
この人どこかで見たことあるわねェ~
あたしだああ~~~
ムフフフフ
一冊いかがぁ~~?
680
…ちょっと、おちゃめかな。
それに対して常秀の、
常秀
「ナベ敷とかに使うからもう少しお値段マケてくださぁ~い」
って、セリフや表情、コマへの入り方からして…
明らかにギャグ漫画ッ!!
やっぱ今作のジョジョリオンはギャグ色を強め強めって意識が色濃く出てますね。
鳩
「うっさいわねッ!
バーカ」
常秀
「なによ
ブス」
鳩
「うるさいわね
バカ」
常秀
「ブス」
鳩
「バカ」
常秀
「ブス」
鳩
「バカ」
常秀
「ブス」
鳩
「バカ」
常秀
「ブス」
鳩
「バカ」
常秀
「ブスブスブス
ブスブスブス
ブスブスブス
ブスブス」
鳩
「バカ
バカ
バカ バカ
バカ バカ
バカ」
定助
「やかましいッ
うっとおしいぞォ!」
常秀
「きゃー

あたしに いったのよ!」
鳩
「あたしよおー!」
そんな姉弟ゲンカを眺めてたら、
大弥
「ねえ!
霧のメロトロンどお思う?」
と、二女の「東方大弥」が登場です。
康穂曰く、
康穂
「彼女…
音楽の話をしているのよ
……
大弥ちゃん
プログレッシヴ・ロックのファンで
メロトロンは楽器の名前
――――「イエス」ってバンドの曲名と演奏時間の場所を喋っている…
たぶん」
とのこと。
調べたところ、マジに「プログレッシヴ・ロック」というジャンルで「イエス」というバンドはあるみたいです。
んで、
大弥
「霧のように降りてくるメロトロン――
こわれもの――
燃える朝やけ――
1分37秒のところ
………
好き?」
ってセリフの「こわれもの」ってのは「イエス」の代表的なアルバムらしく、「燃える朝やけ」ってのは曲名です。
マジにありますよ。
案外、荒木先生のオススメってアピールかも。
さて、この大弥。
視力が弱いようです。
なんとなくフードを被った姿から、真先に思い浮かべたのがシュガー・マウンテンでした。
あの視力の設定は全然活きなかったなァ…
後半の茶を注ごうとして手を伸ばすシーンでは、今度はディエゴのコーヒーに手を伸ばすシーンを思い浮かべました。
止まってるものは見えないって設定も、後半はどっか行きましたね。
たぶん大弥の視力もきっと良くなりますよ。
んで、定助は大弥の面倒を看ることに。
後述しますが、面倒を診るどころか面倒な目にあってしまうとは…
そんでもって、定助に抱きつく大弥を見て康穂は複雑そうな表情をします。
…これは恋のライバル登場かッ!?
今作はギャグと愛憎劇なんでしょうか?
東方家の面々を見ても、今までのジョジョとは比べ物にならんほどに女性が多いし。
東方の一族じゃあないけど、家政婦の「虹村さん」ってのはまずはネーミングにピクッっと来ましたね!
でもバカでもキチョーメンでもなさそう。
案外、「家政婦のミタ」を意識したキャラだったりして。
康穂に対して機械的に脅迫交えた伝言をする様はなんとも異様でした。
そのうち笑わなくなった過去話とかもやるのかな?
特筆すべき点はないんですけど、長男の嫁は「東方密葉」でその娘は「東方つるぎ」だとか。
なんとなく「川尻しのぶ」や「静・ジョースター」っぽい印象です。
その密葉の夫でつるぎの父である「東方常敏」は不在だとか。
前回のラストでトゲトゲしたカッコした男のことでしょうね。
でも写真撮る直前まで憲助に存在を忘れられるって、影が薄いのか…?
いないこいつこそ癖のありそうな印象です。
で、もう何度も登場してた「東方常秀」ですけど、なんか父親の憲助に嫌われてる…?
いきなり耳を引っ張られてケンカするなと注意されたり。
今までは写真の真ん中だったのに端に行くことになったり。
部屋を追い出されたり。
…康穂とも離されて、なんか、急にかわいそうに思えてきた…
もし出て来なかった長男の常敏が死んでたら、
憲助
「おお……
……神よ……
あなたは…
連れて行く子供を間違えた…………」
って言い出すんじゃあないかというレベルで嫌われてそう。
定助と同じ康穂を想うもの同士として、共闘して憲助に歯向かうのかな?
または定助を東方家に入った侵略者。
常秀をその被害者として祭り上げて、東方家の悲劇を演出するとか。
…いずれにせよ、常秀はかわいそうかな。
あと、謎のマークが吉良吉影の死体と東方家立ち入り禁止地点の手すりにあったワケですけど、この時点じゃあどんな繋がりがあるのかまだ読めませんね。
どんな理由で立ち入り禁止なのかも。
さてさて、再び大弥の話に戻ります。
どうやら大弥の世話をするにあたって、「気を遣わせないってこと」が重要らしいです。
「自然体」でいろと。
…なんか、さっきまでのイエスについて語ったり抱きついたりする姿がウソのように、やけに重圧が…
大弥
「別にあなたにプレッシャーをかけてるわけじゃあないのよ
自然体じゃあないってことは…
……
「地雷」なの
わかる?
……
『地雷』
一度壊れて解散したプログレバンドと同じ…
再結成しようとしてももう二度と昔のようには戻れない…」
とか。
ジョジョっぽいセリフだけど、さっきまでの大弥っぽくない…
そしたら突然、テーブル上に女の子のオモチャのような何かが横切りました!
恐らくスタンド!
でも誰の!?
姿が見えなくなったと思ったら、今度は大弥の足がヤバいケガをッ!!
骨が見えてるよォ~
あのスタンドは大弥のじゃあなかったのか!?
肉がなくなった形状が、噛み跡みたいな半円形なんですよね。
これが今作の「弓と矢」で死亡する現象に類似するものだったりして…
いずれにせよ、同居早々にこんな事件となっちゃあただじゃあ済まないかな。
それこそ定助じゃあなく仗助だったらこのケガも楽に解決できたんですけどね。
…まさか来月から主人公がさりげなく変わってませんよね!?
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テーマ : ジョジョの奇妙な冒険
ジャンル : アニメ・コミック